【棒銀一筋】加藤一二三の魅力【神武以来の天才】

[最終更新日:2007年12月31日]

パパ、勝ったよ
(勝ったとき、家に電話して)

負けましたですね
(投了の言葉)

ウヒョー!
第40期名人戦第八局で詰みを発見して)

あの滝は止まりませんか?
(箱根湯本の天成園での対局で。秩父の美山荘の時は天然の滝だったので止められなかった)

人から見て長く見えるのはわかってます。でも、自分ではまだ短く結びすぎているような気がする
(ネクタイが長すぎると感じませんか?と聞かれて)

相手の注文はどんな戦法であれ、受けて立ちます。それを避けるようでは、負い目を感じるので、いけません
河口俊彦「将棋界奇々快々」

直感は、百ひらめいたうち九十五くらいは正しい。残りの五か六を読むわけです。でも迷ってから無理に考えたときは駄目です。直感のほうが正しいですね
原田泰夫編「名棋士81傑ちょっといい話」

米長さんとはたしかに気も合わないし、人生観も合わない。但し、こと将棋に関しては大いに感化を受けている
(米長さんをどう思いますか?と聞かれて)

私から闘いを取ったら何が残るといえよう。勝負師である限り、命が尽きるまで勝負に明け暮れるのが棋士のさだめだ
(何かの一般雑誌上で)

35歳を過ぎると才能を十分に発揮できるのかという見方もあるが、私は賛成できません。人間的な深みが増すにつれ、将棋にも円熟味が出てくる。将棋をやる体力も30歳と60歳とではそれほど関係ないはずです。まだまだ私は、若い人たちと十分戦えると思っています
将棋界乱世に勝つ

私は棋士ですが、このたびは騎士にもなりました。ヴァチカンに事件でも起きれば白馬にまたがってはせ参じなければいけません
(1986年 聖シルベストロ騎士勲章を受章して)

わたしなら二百面できます
(先崎学八段が百二十面指しの新記録を達成したことを受けて。御歳64歳)

それでは私が決めていいでしょうか
(第62期名人戦第6局の立会人を務めた時、対局者が使用する駒を決めかねているのを見て。対局室爆笑)

食事は、簡単に食べられるうな重あたりがよろしいのではないですか
第20回朝日オープンの立会人を務めた時、千日手になりそうになって関係者が夕食の心配をしているのを見て。控室失笑)

我が才能をもってすればなんとかなるはずだ
(敗勢になったときの独り言)

生涯一度も風邪をひいたことはありません
(これを聞いた森内は大喜び)

ビバ・バハー
(法王ヨハネ・パウロ二世に謁見した時)

これはマイリントンだね
(感想戦での一言)

全力投球でやってきた結果なので、1000敗も恥ずかしくはない。自分の努力と家族の支えがあったから、ここまで指してこられた
(通算1000敗を記録して)